学生について

在学生インタビュー

片山 紀子 Noriko Katayama

東京大学大学院人文社会系研究科
基礎文化研究専攻 死生学応用倫理 博士課程

—— これまでの経歴

東京大学教育学部比較教育社会学コースを卒業し、同大学院教育学研究科比較教育社会学コース修士課程を修了。その後、医療・介護系出版社や日本看護協会広報部での勤務等を経て、慶應義塾大学看護医療学部に編入し、看護師・保健師免許を取得。済生会横浜市東部病院に勤務中、厚生労働省医政局に3年間出向。出向期間終了後、現在の研究室博士課程に入学。

—— 現在の研究内容

患者―医療者関係(患者や家族による医療者への暴力に注目して)。

—— 研究室に関心のある方へのメッセージ

これまでさまざまな立場から医療の問題に携わってきたなかで、私自身は現在研究テーマとしている暴力の問題をはじめ、患者、医療者双方を困惑させる倫理的な問題が次々と出現していることを感じています。今日、私たちの生き死にを考えるうえで避けて通れない医療について、その営みが一体どうなっているのか、人文の立場から探究したいと思っています。ぜひ、皆さんとも幅広く議論できればと思っています。

坂本美理 Miri Sakamoto

東京大学大学院人文社会系研究科
基礎文化研究専攻 死生学応用倫理 博士課程

—— これまでの経歴

国際基督教大学大学院の修士課程を修了し、現在は本研究室の博士課程に在籍しています。日本学術振興会特別研究員(DC1)です。

—— 現在の研究内容

応用倫理学、なかでも生殖、子どもの養育やペアレントフッド(親であること)に関わる倫理を研究しています。特に、子どもに対して誰がなぜどのような道徳的責務や責任を負うのかについて論じています。

—— 研究室に関心のある方へのメッセージ

個人的な願望になりますが、人が生まれることや死んでいくこと、それにかかわるよい生き方や社会のあり方について、哲学・倫理学の営みを通して探求する仲間が増えたらいいなと思っています。どうぞよろしくお願いします。

—— 自由記述欄

研究の傍ら、それぞれの人生において哲学の営みに繋がり続けようとする「女性」(定義は問わない)のための自助グループ「WOMEN:WOVEN」のオーガナイザーを務めています。インクルーシブな研究環境の実現に向けて、みなさんと努力していけたらと考えています。

—— リサーチマップURL

https://researchmap.jp/skmtmr

呉薇 Wu Wei

東京大学人文社会系研究科
博士課程

—— これまでの経歴

2012.9〜2016.6 中国四川師範大学 文学院 学士
2016.9〜2019.6 中国華東師範大学 社会発展学院 修士
2019.10〜2020.10 中国教育部出国留学人員培訓部 日本語勉強
2020.10〜2022.3 東京大学人文社会系研究科 研究生(博士前期課程)
2022.3〜今 東京大学人文社会系研究科 博士課程

—— 現在の研究内容

病いの文化と死生観

論文題目

まだ修了者はおりません

入試関連

大学院入試情報については、
文学部・人文社会系研究科のホームページをご覧ください。

専門分野の試験で参考にしてほしい文献
〈図書〉
• トニー・ウォルター『いま死の意味とは』岩波書店、2020年
• 清水哲郎・会田薫子編著『医療・介護のための死生学入門』東京大学出版会、2017年
• 清水哲郎・島薗進編著『ケア従事者のための死生学』ヌーベルヒロカワ、2010年
• 島薗進他編『死生学』1~5 東京大学出版会、2008年
• 石丸昌彦編『死生学入門』放送大学教育振興会、2014年
• 臨床死生学テキスト編集委員会『テキスト臨床死生学』勁草書房、2014年
• 澤井敦・有末賢編『死別の社会学』青弓社、2015年
• ハワース&リーマン編『死を考える事典』東洋書林、2007年
• 酒井明夫他編『生命倫理事典』太陽出版、2010年

〈雑誌〉
•『死生学・応用倫理研究』(旧『死生学研究』)
•『死生学年報』
• Death Studies
• Mortality
• Omega